ジャズライブに行く

ジャズライブ開催(4.13)~江藤良人 50th Birthday, Jazz Concert with Friends(めぐろパーシモンホール 小ホール)

春がやってきますね。新しいなにかと出会いたい。外界からの刺激か。自分の中の欲求か。はっきりとは分からないけれど、新しいものに出会いたいんだ。

そんな気持ちの春にぜひ聴きに来てほしい “創造力あふれるジャズコンサート” を開催できることになりました。

新しい “なにか” に出会いたい人に

新しいなにかに出会いたくなったとき、あの人と話したいと誰かを思う。映画を観たいと思ったり、余裕があれば本を読みたいのにとパラパラめくることもある。

新しいなにかに出会いたいのに、何も考えたくない時、なぜか何も手につかない時には、録りためた探偵ドラマをなんとなく見つづけて “想像したがっている脳” をなんとなく満足させようとすることもよくありました。

攻略法を考えることは、想像している気になれる近道のように思えているのかもしれないな、、とうっすら気づいているのに、ついつい。

ジャズライブで芽吹く “生きる力” のこと

新しいなにかに出会いたいとき 素晴らしい音楽家のジャズライブを聴く時間は、ぜひ選択肢の一つに入れてほしいと思うお勧めしたいすごし方になりました。

素晴らしい音楽家。そして生演奏。そこには、わたしたちの中に眠っている生きる力のようなものをすっと自然に引き出してくれる力があり、それは他の何とも違う刺激だと気がつきました。

すっと力が漲る感覚。

力の源は体内で休眠していた生きるリズムのようなもの

普段はつい脇においやってしまう。 “いまは関係のないもの” としてしまう。そういう、ふと思い浮かんだ(大切な)言葉、小さな光景、懐かしい想い。

暮らしの中の小さな欠片は、ほんとうはもっと「大切にしたいものだ」と心のどこかで知っています。

そういう生きる力のようなものが、生演奏の感動のなかで、すーっと真ん中に降りてくる。

没入感。雑念を忘れて聴く音楽には不思議な力が宿っていると思うのです。

目で観る音楽、体感する響き

別世界に没入できる感覚は、映画館でみる映画にも似ているところもあるなあと思います。終わって我に返るあの感覚とか。

映画とちょっと違うのは、目の前にいるミュージシャンが “現在進行形で魅せてくれる演奏” が、聴くまえには全く想像できないことでしょうか。

音楽家たちの何を観て、何に感動するか

化学反応のようにして生まれる “奇跡的な感動” は、コンサートがはじまる前には誰一人、ミュージシャンでさえも想像していない。

音楽に導かれて新しいなにかが芽吹く感覚は、本来は、暮らしに欠かせないものなのだと感じています。この機会に、創造力の降り注ぐ感覚を、ぜひ味わってみてほしいと思います♡

江藤良人 50th Birthday, Jazz Concert with Friends

ドラマー江藤良人さんの50歳お誕生日の前夜にスペシャルジャズコンサートを開催します。

2021年に発売したアルバム『ETOISM』(e-onkyo music視聴)という、”江藤良人+1″ で構成された “デュオの演奏” だけを集めたデュオアルバム。ここに参加している素晴らしいミュージシャンが一堂に会するなかなかみられない機会の2回目となりました。

前回(2022年5月)ラルゴ音楽企画(コチラ)さん主催で開催された保谷こもれびホールのコンサートでは、演奏中のステージで出演者のみなさんも思わず「バンドにしようよ」「またやりたいね」とまわってきたマイクを握り、コメントしていたことを思い出します。

これだけ多忙なメンバーが集まれるのは、ミュージシャンの皆さんにとっても中々ない貴重な機会なんですね。ミュージシャンも楽しみにしているコンサートは、テンションもアゲアゲです。この機会をぜひ、一人でも多くの皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。

ジャズライブ開催概要

日にち:2023年4月13日(木)
時間 :19時開始(18時30分開場)
場所 :めぐろパーシモンホール 小ホール
住所 :東京都目黒区八雲1丁目1−1

出演 :江藤良人(ドラムス)
    類家心平(トランペット)
    田中邦和(テナーサックス)
    石成正人(ギター)
    スガダイロー(ピアノ)
    秋田紀彰(ベース)

ご予約方法

■チケットぴあ
 Pコード:236800
 購入は コチラ から
 
■イープラス
 購入は コチラ から

■めぐろパーシモンホール窓口
 デザイン紙チケットを販売中
 ※デザイン紙チケット販売枚数には限りがあります。

■メール申込み(デザイン紙チケットはこちらから)
 メールアドレス:info[at]kikakugarden.com
 ※at を @ に変え、お名前、人数、をご記入のうえお申込みください。
 ※デザイン紙チケット販売枚数には限りがあります。

フライヤーとデザイン紙チケット

フライヤーは、ミュージシャンの出演するライブハウス、めぐろパーシモンホールなどにも置かせていただきます。ぜひ手に取ってご覧になってください。

ETO 50th Birthday Live Show

フライヤーのトータルデザインは、内野いずみさん(ISNEAR代表)。ミュージシャンの絵入り〈JAZZ SPECIAL LIVE SHOW〉の文字デザインは、黒羽照葉さん(ヘンテコレクション代表)にそれぞれお願いしました。

チケットは、『イープラス』『チケットぴあ』で購入いただけますが、『パーシモンホール窓口』『ミュージシャンから直接購入』『メール申込み』でご予約いただく皆さんには、フライヤーとセットでデザインしていただいた素敵な紙チケットをお渡しできます。ぜひお声がけください。

未公開音源の公開

YouTube スガダイロー(piano) x 江藤良人(drums)

初めてこのメンバーでのコンサートが行われた日、スガダイローさんと江藤良人さんは、一曲だけDUOで演奏。そのときの音源を公開してくださいました。

アルバムにも収録された『Lonely Woman』。ぜひお聴きください。

ミュージシャンのプロフィール

江藤良人 DRUMS

Yoshihito ETO, drums
1973年生まれ、三重県鈴鹿市出身。10歳からドラムを始める。1996年からプロ活動を開始しほどなくモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。
近年ソロライブ活動にも力を入れ、全国各地で一人で聴かせるドラムパフォーマンスを展開中。ひとつのステージを作品としてまとめあげる舞台構成や演出の才能にも要注目。現在、多彩なグループ、セッションで全国を精力的に行脚中。2021年8月『江藤良人/ETOISM』、10月『江藤良人/LIVE ALBUM 2020』をリリース。

類家心平 TRUMPET

Shinpei RUIKE, trumpet
青森県八戸市生まれ。海上自衛隊大湊音楽隊で6年間トランペットを担当。退官後上京。高瀬龍一氏にジャズトランペットを師事。2004年SONY JAZZから「urb」でデビュー。
「菊地成孔ダブセプテット」「DCPRG」に参加しフジロック等の出演で注目を集める。
2020年にはバンド名を冠にした3枚目となるアルバム「RS5pb」をリリース。「RS5pb」のピアニストでもある中嶋錠二とのユニット「N40°」では2014年にAPPLO SOUNDSよりアルバムをリリース。アニメと映画版の「坂道のアポロン」でトランペットの吹き替えを担当した。

田中邦和 TENOR SAXOPHONE

Kunikazu TANAKA, tenor saxophone
学生時代に楽器に親しみ、数年のビジネスマン生活を送った後にフルタイムのミュージシャンとなる。独学で楽器を修め、あらゆるサックスを演奏する。
甘く豊かなサウンドと、ジャズ、ポップス、クラブミュージックまで幅広いジャンルで培ったスタイルが魅力。楽器の可能性を追求する即興演奏等、体と脳の描く世界を大切に築きあげて来ており、その成果はソロから多種編成にわたる録音作品においても聴くことができる。フジロック、モンタレー、ロンドン、ニューヨーク他国内外のフェスティバルにも参加。

スガダイロー PIANO

Dairo SUGA, piano
1974年生まれ鎌倉育ち。洗足学園ジャズコースで山下洋輔に師事。卒業後バークリー音楽大学に留学。帰国後「渋さ知らズ」「鈴木勲 OMA SOUND」で活躍。スガダイロートリオの活動のほか、ジャンルを超えた異色の対決を重ねる。高橋一生 一人芝居『2020(ニーゼロニーゼロ)』のサウンドトラックを手掛けるなど、日本のジャズに旋風を巻き起こし続ける。

石成正人 GUITAR

Masato ISHINARI, guitar
小学生の頃より電子オルガンを習い始め、高校卒業後本格的にギターを始める。セッションを繰り返し1995年に古内東子ツアーに参加、2003年〜平井堅、2013年〜JUJUのBandMasterを務めるほか、スキマスイッチ、槇原敬之、久保田利伸、今井美樹、藤井フミヤ、坂本真綾、ほか様々なアーティストのライブ、レコーディングに参加。サウンドプロデュース、アレンジも手掛ける。

秋田紀彰 BASS

Noriaki AKITA, bass
東京都八王子市出身。SOIL&”PIMP”SESSIONS、J.A.Mのベーシスト。
ceroの高城晶平によるソロプロジェクト「Shohei Takagi Parallela Botanica」など様々なサポートも行う。寡黙にして雄弁なベースプレイが好評で、皆を虜にしている。

江藤良人さんが紹介する共演ミュージシャン

アルバム「ETOISM」ライナーノーツより、今回の公演に出演する5人の音楽家について、紹介文をここにお披露目させていただきます。※2021年春に書かれたもの

類家心平さん TRUMPET

with Shinpei RUIKE (trumpet)

大胆、繊細かつセクシーな最強トランぺッター。僕よりちょっと年下だけど、とても頼りになる憧れの存在。度々ライブやツアーで共演していますが、DUOレコーディングは初めて。独特な緊張感に満ちた良い演奏になったと思います。

田中邦和さん TENOR SAXOPHONE

with Kunikazu TANAKA (tenor saxophone)

クニさんと出逢ったのはかなり昔。ちょっと前まで “Karate Chops” で頻繁に音を出していました。自由が丘カフェでのDUOも沢山やりました。彼のアイデアとユーモアに溢れた音世界に感銘。兄貴的な存在。音を出すときは、なにげなく遊んでいるような感覚になります。

スガダイローさん PIANO

Yoshihito ETO(drums) with Dairo SUGA (piano)

同学年の最強ピアニスト。古くからの仲間でありながら、共演はそれほど多くない。昨年末(※2020年末)の相模原でのライブで、あらためて素晴らしさを確認。ドラムを叩きつつ彼のサウンドに巻き込まれていく快感と興奮。誰もが納得の説得力。DUOレコーディングできたのはとても嬉しい。

石成正人さん GUITAR

with Masato ISHINARI (guitar)

僕が上京した頃、新宿ピットイン界隈で出逢い、自由で大胆なギターを弾いている姿に魅了されました。当時、彼の車で僕のドラムセットを運んでもらったりもしました。今はポップス界の重要人物。そんな石成さんと数年前に自由が丘のカフェでのDUOライブで久しぶりの共演。再びの出会いを機に、今回参加してもらいました。

秋田紀彰さん BASS

with Noriaki AKITA (bass)

極太のサウンドでバンドを支えてくれるベーシスト秋ちゃん。物静かだけど演奏の熱量が凄い。今回のレコーディングに際してオリジナル曲を作ってきてくれた、とてもクールな人。現在は “多田鏡子 Delicious+1” でともにレギュラー活動しています。

この日にしか出会えないジャズライブ

ジャズミュージシャンが面白いのは、その日の空気によってまったく違う演奏を生んでしまうところだと思います。同じ楽曲でも同じ譜面をみていてもまったく違うライブになる。

この日に集まったメンバーの、この日の演奏は、この日だけ。

この日この場所に集まった皆さんとしか感じあえない、ミュージシャンのあいだに流れる “まだ見ぬ何か” をぜひ共有しに来てください。.+:。゚☆


春のはじまる東京で、音楽を楽しむ夜を堪能してください!

thank ÿ٥ϋ(*Ü*)♡

ABOUT ME
atsuko
イベント・ジャズコンサートの企画コーディネーター。ソニー(株)退社後、2015 年秋に独立。ジャズコンサートとリスナーとの新しい出会い方を提案する「小さなコミュニティに "一流" のジャズを届ける企画」に奔走中。活動テーマは『今日が大切な日になるように』