まち寺ジャズライブ開催(2.12)~高応寺(埼玉県三郷市)

Kououji, temple
atsuko

まち寺とは、まちを元気にするお寺のこと。
寺子屋ブッダさん(サイトはこちら)が活動を支援しているプラットフォーム(こちら)の名前でもあります。

Kikaku Gardenの企画する『まち寺ジャズライブ』は、まち寺ホームページをつうじてお寺から企画の依頼をいただけたら、住職や住職のご家族とともにジャズライブを企画していきます。

1月につづいて2月も埼玉県開催となった「まち寺ジャズライブ」。
第2回開催地、高応寺さんとジャズライブについてご紹介します。

高応寺のこと

高応寺は、JR武蔵野線「三郷駅」から徒歩9分ほど。三郷市は埼玉県ですが、お隣の駅はもう千葉県「南流山駅」。千葉県との境にある町なんですね。

(写真提供:三郷市の地域ブログみさとぴさん コチラ

三郷市と流山市の間には江戸川がありますが、春になると江戸川の土手に菜の花が咲き誇り、それはそれは見事な眺めになるそうです。菜の花の土手をお散歩。いいなあ!

高応寺「啄木鳥」もおとずれる住宅街の森

高応寺は、住宅街にありながら小鳥がさえずる森のような佇まいのお寺です。

啄木鳥(きつつき)のような野鳥が遊びにきたり、森青蛙が住んでいたり。境内を流れる小川では、毎年6月初めに蛍を鑑賞する「ホタルの夕べ」も開かれます。

そして、小川の流れつく小さな池には、なんとあのキャビアの親!チョウザメが泳いでいるんですよ。

「ほらほら、あれがチョウザメです~ふふふ♡」

という楽しそうにほほ笑む菜法さん。ああ、このお寺そのものが私の思うジャズだなあ~と感じてどんどん楽しくなっていきました。

高応寺にあるチョウザメが泳ぐ池

キャビアの泳ぐお寺の境内。どうしてキャビアがお寺にやってきたのか。誰が連れてきたのか。そんなことを考えるだけでも、お寺の物語りをますます知りたくなりました。

お寺の物語♡

偉大で高名な存在でありながら、(菜法さんのお話しから)とてもキュートな様子が感じられる御父上の三友健容さま(高応寺院首、立正大学名誉教授)は、動物や生きものが大好きだそうです。

その昔、小さなチョウザメを連れてこられたのも ❝かわいい❞ から。そのかわいい小さなチョウザメもいまや2メートル!になるそうで・・・

あれ?わたしより大きい…。いや大抵の人より大きい。顔しか見えなかったので気づかなかった。。

高応寺のチョウザメの泳ぐ池は梵鐘跡地

そのチョウザメの泳ぐ池は、もともとは梵鐘があった場所だといいます。梵鐘は、時を知らせる鐘。除夜の鐘をつくあの鐘のことですね。

高応寺にあった梵鐘も、戦争のときに兵器の製造に必要な金属資源として国に供出することになり無くなってしまった。

のちに菜法さんの御父上は、やはり日本庭園のような境内をつくり、あの梵鐘の音色も流したいということで京都の由緒あるお寺の「鐘の音」を録音してもらったそうです。

いまも三郷の町に流れる「京都のお寺で録られた ❝こだわりの梵鐘の音❞」は、パナソニックさんの録音。スピーカーを通すともしかしたら少し割れて聞こえるかもしれませんが、元の音はきっととても素敵ですよね。聞いてみたいです。

住職 酒井菜法さん

高応寺の素敵な物語の多くは、まち寺サイトに掲載された酒井菜法さんのトークセッションでも聞くことができます。

まち寺ソー研
「女性僧侶として、日本の僧侶として・酒井菜法さん(埼玉県三郷市・高応寺)」はコチラから。

お会いした酒井菜法さんは、柔らかくとても楽しそうにお話しされる方でした。茶目っ気を感じさせる愛らしさが素敵なんです。

一方で、日々の活動はとても精力的。お寺を起点にして力強い輪がどんどん外に広がっていくかのよう。

D&Department が進めるプロジェクト「埼玉県全63市町村キーマン活動」で、三郷市のキーマンとして認定され、地域と連携する役割を担っていらしたり。臨床宗教師として活動もされている。

臨床宗教師とは、被災地や医療機関、福祉施設などの公共空間で心のケアを提供する宗教者のことだそうで、欧米ではチャプレンと呼ばれているそうです。

高応寺でジャズライブ

こんな素敵なお寺でひらくジャズライブ。菜法さんは「訪れる人によってちがう景色がみえるといいと思う」と仰っていました。

近所にあるお寺。でも理由がないとなかなか足を踏み入れにくいと感じてしまう皆さんに、なんだか楽しそうなジャズライブ( Ü )♡も一役かってくれると嬉しいです。

来てびっくり聴いてびっくりな一流ジャズミュージシャンの演奏は、体に響く高揚感を存分に楽しんでいただけると思います。

愉快な音楽家 “punch!”のパンチパーマチリチリ

さて。高応寺に登場するのは、“punch!” です!

punch!

メンバーは、サックス奏者 岡淳(おかまこと)さん、ドラマー 江藤良人さん。代表曲は、子どもたちもすぐに覚える「パンチパーマチリチリ」

全国各地で活躍中の日本を代表するミュージシャンのお二人。

このお二人が、忙しさの合間にたまーに集結して存続しつづけているこのユニットは、もう結成20年くらいになるそうです。

“punch!” の代表曲がパンチパーマチリチリだなんて、ちょっとふざけていそうですよね。でもこれ、凄腕ミュージシャンしか演奏できない…と思わせてくれる大作です。

お二人の演奏はちょっと真似できない複雑さ、豪華さ。

さらに、子どもたちはすぐに一緒に歌ってくれるどころか、帰ってからもチリチリいい続ける現象が巻き起こるんです。

1月の狭山市・安永寺さんでも起こりました!帰りぎわに「ちりちりちり!」と唱える少女。嬉しかったな。

ここに「ない楽器」の音色の表現なども奏でてしまう、ビックバンドの曲さえもたった二人で!パンチさんの素晴らしい演奏をどうぞ楽しみにしていてください。

ジャズライブならではの発想の面白さを体感できると思います。

ジャズライブ開催概要

【日時】
2月12日(日) 
14時半開場、15時開演
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【参加費】
おとな 3,500円
高校生以下 1,000円
小さいお子さまの膝上鑑賞無料
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【申込み】
ご予約優先です。30席ご用意できます。
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【申込先】
①まち寺サイトよりお申込み
 高応寺のまち寺ジャズライブ
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➁メールでのお申し込みも可能です
 キカクガーデン宛
 cordial.o.o.2015[at]gmail.com
※[at]を@におきかえてください

【所在地】
埼玉県三郷市早稲田2丁目14−4

フライヤー

遊びにいらしてください。
お待ちしています!

ABOUT ME
atsuko
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ジャズライブコーディネーター
2014年11月ソニー株式会社退社。2015年からいつのまにか個人事業主としてジャズライブの企画と運営をはじめる。いろんなコトが気になる性分のため、得意分野は、プロジェクトのコーディネーション・ファシリテーション。
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