ジャズライブに行く

2023.5.21.sun 岡淳 tenor sax & 江藤良人 drums ~ Punch! ジャズライブ(新潟県柏崎市・旧柏崎公会堂「まちから」)

新潟県柏崎市の旧柏崎公会堂は、愛称「まちから」として、市民のみなさんの活動施設になっています。

建物は「喬柏園」という名前で国の登録有形文化財にもなっているそうで、美しい内装は、美しいまま保たれていました。

一階には、心地いい和室と洋室。ステージのある二階の部屋には、そよ風がはいる大きな窓がいくつも並んでいてとても素敵なんです。わたしが訪れた日は、大きな窓のある部屋で、お勉強をしている方がいましたよ。

1938年からあるこの建物。

この素敵な場所で一流ミュージシャンのお二人によるジャズライブを開催できることになりました。ライブ開催日が迫っていますが、実は開催は決定したばかりなんです。

新潟県柏崎市でジャズライブ!

新潟県柏崎市は、東京から約2時間半。
上越新幹線『とき』に乗り、長岡からは信越本線で柏崎へ向かいます。

思ったよりもずっと近くて行きやすく、いつでも行ける距離にあったことに目が覚める思いです。東京から新潟は、思い立ったら今日にでも行ける場所だったんですね。

ジャズライブ開催概要

日にち:2023年5月21日(日)
時間 :15:00~16:30(開場:14:30)
場所 :かしわざき市民活動センターまちから
住所 :新潟県柏崎市西本町3丁目2-8

出演 :岡淳(テナーサックス、フルート、篠笛)
    江藤良人(ドラムス)
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参加費:前売り 3,500円
    当日  4,000円
    未就学児無料
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🥀メール予約:
cordial.o.o.2015@gmail.com 宛
※お名前、人数をお知らせください

🥀ネット予約:
TIGETからお申込みください
https://tiget.net/events/245649

ジャズライブのフライヤー

まちからさんと、町のお店にも置いていただくことが出来ました!フライヤーを持って歩いた話しはこの続きへ。

出演:愉快な音楽家〈 punch!〉

ジャズミュージシャンは日々ちがう顔合わせで演奏しているんですよね。

ジャズを聴きはじめた頃は、そのことを知りませんでした。ポップスやロックみたいに決まったバンドがあるものだと思っていたのです。

ところがジャズは、ソロ、デュオ、トリオ、カルテット・・と色々なくみあわせがあり、皆さんどんな演奏もこなしてしまう。驚きました。

今回出演される岡淳さんと江藤良人さんも、色々なバンド形態で全国各地で活躍中。

Punch!としては、忙しさの合間にたまーに集結。解散することなく存続しつづけてもう結成20年くらいになるそうです。

ある日、お二人が出会ったのは〈orange pekoe〉さんの活動に参加していたころだと伺って驚いて、家に帰って持っていたアルバム〈極楽鳥 〜Bird of Paradise〜〉を見てみたら、確かに参加ミュージシャンにお二人の名前がありました。

アルバム〈極楽鳥〉の発売年は〈2003年5月〉。活動はその前からだとは思いますが、今月は、ぴったり「あれから20年後」ということになりますね。

演奏:二人だけでもここまでグルーヴできる!

二人だけでも、ここまでグルーヴできる!
これほど楽しくわくわくするジャズライブがあるだろうか?

楽しくてダンサブルで、ちょっと可笑しな楽曲をたっぷり楽しんでいただく凄いライブ。

punch!

パンチのライブは、さまざまな道具を駆使して音を奏でます。

それぞれのメイン楽器であるサックスとドラム以外にも、エフェクターや ギター、SE、歌声、そして、それも楽器だったのか!とハッとさせられるものも登場する。

大人でも、お子さまでも、ジャズが大好きでも、初めてでも

お二人の演奏は、私たちをとにかくわくわくさせてくれる魅力がある。
楽しくてダンサブルで、ちょっと可笑しな楽曲をたっぷり楽しんでいただきます!!

音楽家プロフィール

サックス奏者 岡淳さん MAKOTO OKA

11歳からフルートを習い、16歳からテナーサックスを独学。一橋大学在学中よりジャズシーンにデビュー。1990年に米国ボストンのバークリー音楽大学より奨学金を得て渡米。同学にて2年間学んだ後、ニューヨークにうつり2年間の武者修行。1994年帰国。

酒井俊、綾戸智恵など様々なバンドやセッションで演奏。akiko、orange pekoe、平井堅、八代亜紀等のレコーディングに参加。

現在、サキソフォビア、江藤良人とのユニット “punch!” 、奥平慎吾The New Forceのメンバーとして演奏する他、女優 室井滋の “しげちゃん一座” にも参加。

自身のレーベル「MOCK HILL RECORDS」から多彩なアーティストの作品をリリースする一方、2013年に「音楽水車プロジェクト」を立ち上げ〈音楽を奏でる水車〉の制作にも取り組んでいる。2022年新潟県越後妻有の「大地の芸術祭」にも音楽水車から生まれた農具ミュージックを出展している。

ドラマー江藤良人さん YOSHIHITO ETO

1973年生まれ、三重県鈴鹿市出身。
10歳からドラムを始める。1996年からプロ活動を開始しほどなくモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。

日野皓正(tp)、大野雄二(p)、山下洋輔(p)、石橋凌(vocal)、佐藤竹善(vocal)、Barry Harris(p)、Lee Konitz(a.sax)、Eddie Gomez(bass)らと共演をかさねる。

近年はソロライブ活動にも力を入れており、全国各地で一人で聴かせるドラムパフォーマンスを展開中。ひとつのステージを作品としてまとめあげる舞台構成や演出の才能にも要注目。

現在、”the EROS”(後藤浩二p, 加藤雅史b)、”punch!” (岡淳t.sax)、”江藤良人トリオ”(片倉真由子piano, 粟谷巧bass)”富樫春生pトリオ”(纐纈雅代sax)、”Play Rock!!”(鬼怒無月g, 佐藤研二b)など、ジャンルレスともいえる多彩なグループ、セッションで活動中。

2023年1月 江藤良人ピアノトリオの初アルバムをリリース。念願だったレコードも制作し、CDとともに販売中。タイトルは『Everything I Love』。

インタビュー記事:岡淳さん、江藤良人さん

お二人のことがよくわかる記事をご紹介します!
マニアも知らない情報がのっている貴重な記事をぜひご覧ください。

岡淳さんインタビュー記事

水車でJAZZを奏でる不思議
バラバラだったことが50代で一つになった
https://medical.jiji.com/topics/854

江藤良人さんインタビュー記事

【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第63回 
ドラマー江藤良人に訊く! 
コージー・パウエルとの秘話、ロック小僧がジャズドラマーになるまでhttps://mikiki.tokyo.jp/articles/-/33950

柏崎の町歩きへ(フライヤー行脚)

〈まちから〉のスタッフさんには、とても親切にしていただきました。

今回は、決定から募集期間までがとても短いのです。

開催まで日がない中、柏崎市のみなさんに開催情報が届くかどうかとても緊張しています。そして、『Punch!』のお二人の演奏も機会もそう多くないので、Punch!を楽しみにしているPunch!ファンの皆さんにも貴重な機会となるため、できるだけお伝えしたい。

5月5日、〈まちから〉でお会いしたスタッフさんは、情報を広めるアイデアを幾つも考えてくださって、私の〈告知活動〉訪問候補地には、地図に印をつけて渡してくださいました。

心強い始まりでした。

フライヤー行脚:老舗和菓子店の最上屋本店さん

いくつかまわりフライヤーを置いてもらうことが叶わなかったあと、やっと一件目にお願いできたのが老舗和菓子店の最上屋さんでした。

和菓子大好き。帰りにかならず買おうと先に下見をしていたこともあり、お昼を食べそびれていたのもあり、とにかく和菓子を買おう!と決めて伺いました。

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ライブの話しをすると、その場でこんなふうに並べてくださいました。うれしい。感激。最上屋さんに行かれたら、ぜひフライヤーもお持ちください。

わたしは食べたかった柏餅を二つとシュークリームを買いました♡地震で信越本線がとまってしまったあと、一つ目の柏餅を食べて凌ぎ、二つ目は大切に持ってかえって食べました。

もっちもちでとてもおいしいお餅。柏の葉も深呼吸して思いきり香りを吸い込むほどにいい香り!次回はもっとたくさん食べたいです.+:。゚☆

フライヤー行脚:メンズのセレクトショップ「TAKARAYA」

ツイッターにも書きましたが、5月5日の大きな地震があった時間、わたしはメンズのヴィンテージ・セレクトショップ「TAKARAYA」さんにいました。

お洋服は、メンズなので大きいだろうなと思いつつ「最近は女性も大きいのを着てますものね」なんてお話ししながら、素敵な柄も目にはいり、店内を奥まで楽しく見せてもらいました。

お店の素敵なおばさまとお話しもして、「旧柏崎公会堂(まちから)が残ってくれてよかったわよね。好きな建物なのよ」なんて話してくださって。

わたしは音楽をやる知り合いがいないからと「(フライヤーは)お客さまの袋にいれるわね」とにっこり笑って言ってくださいました。

そして、おばさまも好きだという「旧柏崎公会堂・まちから」の建物が、今日もどんなふうに素敵だったかをお話ししていたところに、あの地震警報が鳴ったのでした。

お店にフライヤーを置いてくださって、しばらくお話しもできてうれしかった。フライヤーは、お客さまにお渡ししてくれると言っていたけれど、おばさまの好きな〈旧柏崎公会堂〉でのライブ。おばさまに来てほしいですって、もっとお伝えすればよかったな、なんてこれを書きながら思っています。

余談:地震の話し

<TAKARAYAのおばさまと>
警報が鳴った瞬間はなにが起こっているのか分からないものですね。タカラヤさんの店内にいたとき、あの音がたしか3つ同時になっていた気がします。

私のスマホ、おばさまのスマホ、そして、おそらく町内放送。四方八方から聞こえてきた感覚で一瞬動けなくなりました。

なにが起こるのか確かめるように、おばさまと目を合わせてしばらく立ちすくみ・・・揺れが始まったときにやっと「大きいですね。外に出ませんか。出ましょう」と二人で一緒に外にでました。

一人じゃなくてよかったと心底思いました。

おばさまもお店はいつも一人でされているそうで、商店街のお店も休日のこともあり閉まっているところががほとんど。こういうときに「地震こわかったね」と口にだせたり、情報交換できるコミュニティー空間が近くにあったら救われるだろうな。そういう場所が持てたらいいな、なんてぼんやりと思っていました。

TAKARAYAのおばさまと「気をつけてくださいね」とお互いに言い合い、お礼を伝えて別れました。

<バスを待つおばあさまと>
少し歩くと、足がぷるぷる震えていることに気がつきました。足が自分の物ではない感じ。通りにおばあさまが一人で立っているのが目に入り、思わず「こわかったですね」と声をかけてみました。「こわかった」と口にだして話しをしたかったのです。

すると、おばあ様も「ね~。怖くて通りに出てみたけど、だ~れもいないし…」と。

ご家族が東京に帰られたところだと仰るので、心細いのかなと思ったら、「でももう着くころだからきっと大丈夫ね」と。ああご自分のことより、お子さんのことが心配なんだ…とその親心にハッとしました。

少しのあいだお話しをさせてもらい、落ち着くことができました。お互いに「お気をつけて」と伝えあって、また歩き出しました。

夜帰宅して、また地震速報を今度はニュースでみたときに、お二人の顔が浮かびました。どうしてらっしゃるだろう、と。

フライヤー行脚:柏崎市産業文化会館

地震のあと、柏崎市産業文化会館さんにも寄りました。地震のあとの館内点検に出て行かれるところで、スタッフの方はバタバタしているところ。

私も次またいつ揺れるかと、なんとなく足を踏んばりながらお話しを。。

急いで要件だけ伝えると、あっさりフライヤーを預かってくださり(!)、場所が空き次第置きますと言ってくださいました。お忙しいなか本当にありがとうございました!

柏崎市の町散歩

〈まちから〉は、柏崎駅から海方面へ歩いた柏崎市西本町にあります。柏崎の港〈みなとまち海浜公園〉のほど近く。

〈まちから〉さんでお話しをしたあとは、海の方に行ったり、教えていただいた施設を訪問したりしながら、しばらく町歩きをしていました。

いいお天気で、海岸にはバーベキューやウィンドサーフィンを楽しむ人たちも沢山いましたね。町はとても穏やか。神社やお地蔵さまに出会うと不思議と歩みがとまり、心のなかでご挨拶。

今回は、急に決まった公演で、この日の訪問も急ぎ足の一日のみ。

しかし、ほんとうに色いろなことがあった一日(電車の乗り換えを間違えたりも…)。

印象深い日になりました。

ジャズライブで訪れる日も、温かい一日になりますように。
一人でも多くの皆様に聴いていただけますように。

情報を見てくださった皆さま、ぜひ楽しみにいらしてください!
心より、お待ちしています。

See you soon.+:。゚☆

ABOUT ME
atsuko
イベント・ジャズコンサートの企画コーディネーター。ソニー(株)退社後、2015 年秋に独立。ジャズコンサートとリスナーとの新しい出会い方を提案する「小さなコミュニティに "一流" のジャズを届ける企画」に奔走中。活動テーマは『今日が大切な日になるように』